【実施レポート】「僕は現実世界でこのニュースを聴くために生きてきた」IPCC報告書の執筆者江守正多さんの目頭を熱くさせた、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」(国立環境研究所)

“最後にカーボンニュートラルを達成して、そのニュースが読み上げられた際、不覚にも目頭が熱くなってしまった。「僕は現実世界でこのニュースを聴くため生きているんじゃないか」と自分の気持ちを再認識したことが、僕の中で一番大きなこのゲーム体験の効果でした”

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の執筆者である江守正多さんがこう熱く語った、国立環境研究所でのカードゲーム「2050カーボンニュートラル」体験会。2023年12月13日、国立環境研究所(茨城県つくば市)にて、初めて開催しました。

本稿では、権威ある国立環境研究所で専門機関の皆様にも気付きを生み、賛美の声を頂戴した体験会の様子をお伝えします。

組織名 :国立環境研究所
業種  :官公庁
職員数 :1,100名~

運営ファシリテーター及び参加者の皆様

国立環境研究所の取り組み

国立環境研究所(国環研)は、地球環境問題から地域の環境問題まで、幅広い環境研究に学際的かつ総合的に取り組む、日本唯一の公的な研究所です。1974年に国立公害研究所として設立し、1990年に現在の名称に変更されました。

“国立環境研究所では、第5期中長期計画に基づき、研究分野を横断して集中的・統合的に取り組むべき研究課題として8つの戦略的研究プログラム(気候変動・大気質、物質フロー革新、包括環境リスク、自然共生、脱炭素・持続社会、持続可能地域共創、災害環境、気候変動適応)を設定しています”

参考:よくあるご質問|研究所概要|国立環境研究所

開催の経緯

「日本のカーボンニュートラルを先導する、環境省と国立環境研究所でカードゲームを実施するのが夢だ。」

カードゲーム「2050カーボンニュートラル」のプロジェクト立ち上げ時からこう語っていた、プロジェクトデザインのマネージャー、竹田。2023年10月には、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」制作アドバイザー・福嶋慶三さんのお声がけによって、環境省での体験会が実現しました。

※環境省では、環境省職員や関係部署職員、省外の方も含めゲーム体験会を行いました。その様子はこちら。

参考:【実施レポート】環境省でカードゲーム「2050カーボンニュートラル」を実施

そして遂に、もう一つの夢である、日本の環境研究の中核を担う国立環境研究所での体験会が実現したのです。

開催のきっかけとなったのは、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」の公認ファシリテーターである榎原友樹さん(株式会社E-konzal代表)のSNS発信です。

“昨日、ずっと興味があった2050カーボンニュートラルゲームの体験会に参加しました。このゲーム、現実の気候変動と経済、人々のメンタリティをうまく表現できていて、とにかく面白い。参加者の方々とすぐに仲良くなれるのも特徴で、社会を経験した大人の方が熱中してしまうかもしれないです”

参考:榎原 友樹 – 【カードゲーム「2050カーボンニュートラル」の体験会に参加しました!】

このように体験会の様子をご紹介され、国立環境研究所の主幹研究員である久保田泉さんが「体験会に行ってみたい」とコメントされたことが発端となり、「国立環境研究所でやりましょう!」と意気投合。ここからプロジェクトデザインの竹田にお声がけいただき、場が実現しました。

当日は、久保田さんや国立環境研究所の上級主席研究員であり気候変動に関する政府間パネル第5次、第6次評価報告書の主執筆者でもある江守正多さんを始め、所内の研究員、社会対話・協働推進オフィスの職員、国立環境研究所への就職を検討中の学生など、総勢13名の皆さんにご参加いただきました。

進行は、研修講師であるプロジェクトデザインの竹田に加え、公認ファシリテーターの榎原友樹さん・木原浩貴さん・南原順さんが務めます。

カードゲーム「2050カーボンニュートラル」とは

カードゲーム「2050カーボンニュートラル」は、カーボンニュートラルについての理解を進め、行動変容に働きかけるためのシミュレーションゲームです。

過去から現在にかけて私たちが行ってきた様々な活動が地球環境にどのような影響を与えているのかをマクロ的に俯瞰することによって、私たちの価値観や考え方に気づくことができます。

このゲームでは、日本社会における様々なステークホルダーが、それぞれ異なる目標の達成に向けて活動していきます。参加者は1つの組織を構成するメンバーとして、他組織と交渉を行いながら組織と個人の活動を行います。ある組織では排出量削減が、またある組織では経済成長がゴールとなり、他チームと交渉を行いながら、自組織の目標達成と全体のカーボンニュートラルを目指していきます。

それぞれの目標達成を目指し対話するプロセスにおいて、現実世界のカーボンの状態変化を模擬体験すると共に、日本社会には多様な視点や価値観が存在していることに学びや気付きを得ることができます。

体験会の様子

カードゲーム「2050カーボンニュートラル」の体験

さて、今回のゲーム体験の場は、環境問題について取り組むプロフェッショナルが集う国立環境研究所。カーボンニュートラルに対する理解度や組織背景が異なる異業種間での体験会とは異なり、ゲーム開始前からカーボンニュートラル達成へ向けた目線合わせが始まります。

「早くゲームを始めたい」と参加者の熱気に包まれた中で、ゲームはスタートしました。

ゲームは全部で4ターン(1ターンにつき、5年が経過します)。第1ターンから、実行したいアクションに対し資金繰りをする様子が見られます。手持ち資金で出来る事ではなく、それぞれが事業者として「何をすべきか」にフォーカスされている様子が見て取れます。開始時に多く資金を持つ電力会社のチームには融資を依頼する声があり、「これではすぐ資金が尽きる」と思い悩む様子も見られました。

1ターン終了時、二酸化炭素排出量の変動はありません。しかし空気中の二酸化炭素総量は増加し続けています。ここで政府を担当するチームからは「炭素税導入」の官報。参加者全員から一定額を徴収することになり、会場には困惑の声が響きます。

同テーブルのメンバーと戦略を練る様子

そして第2ターン。まだゲーム前半にも関わらず、場を運営したファシリテーターも驚く、ゲーム結果を左右した2つの事象が発生します。

1つ目は、 “組織と個人の協働の可能性” への気付き。

このゲームのコンセプトには、 “組織と個人の協働の可能性” が盛り込まれています。

「カーボンニュートラルの実現」という共通の理念のもとに、企業同士、企業と行政、組織(企業や行政)と個人が協働することによって、1+1が3にも4にもなるような相乗効果がゲーム内で次々と起こります。

参考:“組織と個人の協働の可能性”とは|カードゲーム「2050カーボンニュートラル」コンセプトストーリー | 株式会社プロジェクトデザイン

通常であれば、多くの体験者がこの関係性に気付くのは、ゲーム終盤。振り返りの中で「もっと組織と個人が協働してアクションを起こすべきだった」と重要性を再認識することが多い中、今回は第2ターンという早い段階で方々からこのような声が聞こえてきたのです。

「この市民活動を広げると、組織に影響が与えられるかもしれない」
「この組織アクションと市民アクションには関係性がある。この市民活動をやりましょう!」

まさに組織と個人の協働から大きな効果が生まれた瞬間です。

そして2つ目は、 “気候変動と経済損失の関係性” を考慮した行動。

イギリスのスターン博士は、気候変動問題の経済影響に関する報告書「スターン・レビュー」で「対策が早ければ早いほど気候変動による経済損失は少なくなる」と言及しています。

参考:カードゲーム「2050カーボンニュートラル」で体感できる「排出削減と経済成長の絶妙なバランス」 | 株式会社プロジェクトデザイン

つまり「早期に気候変動対策に向けた対策を起こす」行動が求められているのです。

驚くことに、第2ターンという早い段階でこの仕組みに気付いた方が、「早期に排出量を下げないと、どんどん温室効果ガスが溜まってしまう」と声を上げました。その声に呼応するように周りが協働し、組織の隔たりを超え「排出量を下げるためのアクションを探す」行動が取られたのです。

“組織と個人の協働の可能性” への気付き。
“気候変動と経済損失の関係性” を考慮した行動。

これら2つについては、通常ゲーム終了後のフィードバックにてお伝えすることが多い中、早期に気付き行動に移したことがゲーム上の社会で着実に反映されていきます。

情報交換しながら戦略を練られる江守さん(右)

ゲームの後半に差し掛かった第3ターン(ゲームでは10年経過)からは、さらに具体的で組織を横断した活発な事業交渉や呼びかけが行われ、様々な相乗効果が見られました。

・IT事業から電力会社へ “電力の見える化” を依頼し、省エネの実現と資金を獲得
・住宅メーカーから融資を受けたアパレル事業者が事業に成功し、大金を獲得
・食品メーカーが “ゴミの分別の推進” を周囲に働きかけ、市民がゴミの分別を実行

しかし、事業交渉の全てが上手くいくわけではありません。

食品メーカーから自動車メーカーへ “ 共同輸送の実行” のため出資を依頼するも、資金繰りに苦しむ自動車メーカーは「従業員の雇用を守る必要性があるのでお金は出せない」と交渉が決裂。

このように、組織として事業のマネタイズも意識しながら、カーボンニュートラル実現に向けて試行錯誤する様子が見られます。

組織を横断し交渉が行われる様子

そして、第3ターン終了時には、グッドニュースとバッドニュースが流れます。

グッドニュースは、「低炭素社会の実現」。つまり、この時点でカーボンニュートラルが達成されたのです。二酸化炭素排出量の低減に伴い各組織に一定の収入も配布され、歓声が湧きます。

一方、バッドニュースは「12月の熱帯夜」。低炭素社会は実現したものの、それまでに蓄積された温室効果ガスの影響で被害は出続けています。

この状態で迎えたゲーム最終ターン。懸念されていた温室効果ガスの影響は、このターンのアクションで蓄積量が減少したことにより被害はゼロ。第3ターンで実現された低炭素社会を維持しつつ、さらにターン終了時には、排出量よりも吸収量が上回るカーボンネガティブを見事達成しました。

経済的な指標であるGDPも、ゲーム開始から微増する結果となりました。つまり、経済成長と排出削減が同時に起こるデカップリング(経済と環境の好循環)状態を作り出したのです。

経済(GDP)は60,000から66,500に上昇
「排出量1、吸収量2」と吸収量が排出量を上回り、カーボンネガティブを達成

最後にゲーム運営のファシリテーター・木原さんから届けられたのが「日本は脱炭素のリーダーとして世界を先導している」ニュース。

「世界に先駆けて排出量を削減した日本は、海外へも温暖化対策チームを多く派遣し、世界的な排出量の削減・吸収量の増加を実現するために外国を率いていく立場になる」

江守正多さんはこのニュースが読み上げられた際に目頭を熱くし、記事冒頭のご発言をされました。

NEWSカード「低炭素技術で、世界を誘導」

今回の体験会で証明されたのは、「変革を支持し目的に向かって協働していくことが、カーボンニュートラル実現に繋がる」ということ。

現実社会では、社会変革のために啓蒙活動を進める少数のシステムチェンジャーの声は黙殺され、マジョリティに環境配慮型行動を期待しても効果が薄い現状です。

しかしながら、今回日本を模した1つのゲーム社会では、個人を起点に上がった声が大きな潮流を生み、カーボンニュートラルを実現する行動以外の選択肢がない世の中を生み出しました。

円座を組んで行ったフィードバック

見事カーボンネガティブを達成し会場が歓喜に沸く中、今回のフィードバックは通常と異なる様相を呈して、参加者同士で円座を組み行いました。

ここで江守正多さんや、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」プロジェクトメンバーの目頭が熱くなる、感動的な対話が生まれました。以下、対話の内容を参加者の声としてご紹介します。

体験会参加者の声

“最後にカーボンニュートラルを達成して、そのニュースが読み上げられた際、不覚にも目頭が熱くなってしまった。「僕は現実世界でこのニュースを聴くため生きているんじゃないか」と自分の気持ちを再認識したことが、僕の中で一番大きなこのゲーム体験の効果でした。 ゲーム内で実行するアクションの効果には不確実性があり、予備知識がないと判断がつかないのは現実世界でも一緒で面白さを感じました。他の主体が何を目的に行動しているかを理解することで、戦略が立てられるようになる。そしてこのゲームは、情報収集/交渉/資金調達の自由度が高く、そこに面白みがあります。市民と組織の両役割を同じプレイヤーが担っているのも非常に面白い設計です。組織の立場から市民への呼びかけを行ったり、小さな取り組みでも集まって実行することで効果が出る仕組みは、今の社会システムでも同様に成立する可能性があるという想像力を引き出されました”

“自らのゴールは達成できなかったものの、参加者の交渉に委ねるゲームの可能性を大きく感じました。人にはそれぞれミッション/ゴールがあり、各々がその達成を目指しつつ、全体としてカーボンニュートラルを目指していくのだと改めて認識しました。世界版を作り、国際交渉も描かれると面白いのではないかと思います”

“90年代から炭素税の研究を続けており、研究分析提案を10年以上続ける中でようやく小さな税が導入されました。ゲーム世界で、現実では思うように進まなかった炭素税導入を実現することが叶い、感動の体験でした。自由な意見交換や資金の調達などの環境を現実世界でも整えることがカーボンニュートラル達成に繋がることや、プレイヤー同士が協働しアクションを起こすことで結果が大きく変わる仕組みを楽しみながら実感できました”

“仮に失敗したとしても、その後にしっかりと振り返りの対話をすることで、カーボンニュートラル実現に向けた道筋の可能性について理解を深めることに有用なツールだと実感しました。共通の目的を持ち連携することでカーボンニュートラルへの答えが見えてくると思います”

当日のファシリテーターより

私がこのゲームを初めて体験した感想をFacebookに投稿した際、いち早く「やってみたい!」と声を上げてくださったのが国立環境研究所の久保田さんでした。それからしばらく時間がかかってしまいましたが、久保田さんやゲーム開発者である竹田さんの強い想い、IGES藤野さんの物事を前に進める力、関係者の皆さんのご協力のおかげでこの場が実現しました。

このゲームの大ファンでもある私としては、きっといい体験会になる気がしていましたが、何と言っても相手はカーボンニュートラルのプロ中のプロ。ゲームの説明ひとつにも、研究者の鋭い目が気になります。

実際、ゲームが始まると、心配は杞憂に終わりました。場の雰囲気はあっという間に打ち解け、話し声や笑い声が飛び交います。長く環境政策の立案に関わっていた方が、政府の立場となって積年の想いを晴らすようにカードを切っていた場面が印象的でした。

私の経験上、このゲームは1回目だけではなく、2回目、3回目にも新たな気づきが生まれます。立場を超えて、体験者同士の交流が深まるこのゲーム、研究者コミュニティ内でも浸透してくれたらいいなと思っています。

この度は本当に、貴重な機会を与えていただきました。この場を借りて改めて関係者の皆様に感謝申し上げます。

株式会社イー・コンザル 代表取締役
株式会社能勢・豊能まちづくり 代表取締役
榎原 友樹

実は、このゲームのファシリテーターになった日から、いえ、違いますね、大阪でのテストプレイ体験会に参加した日から、「江守先生に体験していただいて感想を聞いてみたい」というのが私の夢でした。今回の体験会では、江守先生だけではなく、この世界の第一線で活躍されている素晴らしい先生方にご参加いただくことができ、私にとってまさに夢の世界でした。

今回の体験会は、いつにも増してワクワクする場になりました。これは、ゲーム自体の魅力もさることながら、(批評家としてではなく)参加者として本気で参加してくださった先生方のステキな姿勢のおかげだと思います。心から感謝しております。(例えば、自動車メーカーを担当された某先生は、他のグループからの資金融通の依頼を頑なに断ってまで目標を大きく超える資金を獲得されたり!)

振り返りにおける江守先生の「目頭が熱くなった」発言を聞いて、私の目頭は熱くなるどころでは無く、不覚にも消火のための水がぽろぽろとこぼれ落ちました。

終了後には先生方から貴重なアドバイスを頂戴することもでき、ゲームはさらに進化しそうです。今後、このゲームの活躍の場がさらに広がっていくことがとても楽しみで、私もそれを担う一員として、引き続き取り組んで参りたいと思います。

たんたんエナジー株式会社 代表取締役
京都府地球温暖化防止活動推進センター 副センター長
木原 浩貴

今回、国立環境研究所でのカードゲーム体験会に進行の立場として参加させていただきました。

カードゲーム自体の進行ももちろんですが、実施後の振り返りや意見交換も非常に示唆に富むものでした。研究者ではない私たちのような人たちが、どのように専門的な内容を、正しく理解することの重要性はもちろんですが、それを市民に身近なこととして受け取ってもらえるかということを、研究者の皆さんも真摯に考えていらっしゃることが、言葉の端々から伝わってきました。

2050カーボンニュートラルの中に登場する組織に研究機関は含まれていませんが、気候変動に関する研究を行う人や組織の重要性は言うまでもありません。また、温暖化や気候変動の影響が年々蓄積、変化していくなかで、科学が私たちに示してくれるものも変化しています。

ビジネスの事業活動や個人の生活の中でもそういった科学的な知見に基づいて意思決定をすることが重要であるわけですが、そのための知見を提供してくださる研究者の方々が、カーボンニュートラル実現への情熱とともに、私たちに向けた温かい眼差しも併せ持ちながら日々研究と発信をされていることが、非常に嬉しく、心強く感じた時間でした。

ゲーム仕様上、プレイヤーとして擬似体験できる組織は12に限られますが、社会には多種多様な組織やグループがあり、それぞれがカーボンニュートラル実現への鍵を握っていると再認識する機会にもなりました。

改めて、今回の貴重な場に参加させていただけたこと、その場をつくってくださった皆様に感謝申し上げます。

コミュニティエナジー株式会社 代表取締役
株式会社プロジェクトデザイン
南原 順

ゲーム制作チームを代表して一言

国立環境研究所、そこは僕にとって憧れの専門機関です。日々、国立環境研究所のYouTube動画チャンネルから学ばせていただいています。

この場所で体験会の機会を得られたのは、公認ファシリテーターや、これまでカードゲーム「2050カーボンニュートラル」に携わってくださった皆さんとの「WE」の関係性から、細い糸をゆっくり手繰り寄せたからだろうと思ってます。

また、今回著名な研究員の先生方に評価いただいたことで、このゲームをより世の中に拡げていく決意を新たにしています。

カードゲーム体験型ワークショップは、素の自分が表出します(個人的には、江守正多さんが会場を回りながら「僕が減らした排出量を増やして、元に戻したのは誰ですか~?」と無邪気に聞いて回っていらっしゃるシーンは、大爆笑でした)。

素の自分が出るからこそ、自分自身の価値観や前提を自覚することができます。そして、自身が持つ使命に気付き、社会を変える可能性に向け、飛び出していけるのだと思います。

この体験を、より多くの皆さんにお届けしたいと思っています。体験の場に是非お越しください。一同、お待ちしております!

株式会社プロジェクトデザイン
竹田 法信

研修講師プロフィール

株式会社プロジェクトデザイン 竹田

竹田 法信(たけだ のりのぶ)

富山県立富山中部高等学校卒業、筑波大学第三学群社会工学類卒業。大学卒業後は自動車メーカー・株式会社SUBARUに就職し、販売促進や営業を経験。その後、海外留学などを経て、地元・富山県にUターンを決意。富山市役所の職員として、福祉、法務、内閣府派遣、フィリピン駐在、SDGs推進担当を歴任。SDGsの推進にあたり、カードゲーム「2030SDGs」のファシリテーションを通して、体感型の研修コンテンツの可能性に魅せられ、プロジェクトデザインへの転職を決意。ファシリテーターの養成、ノウハウの高度化などを通して社会課題の解決を目指す。富山県滑川市在住。

ご案内

カードゲーム「2050カーボンニュートラル」は、過去から現在にかけて私たちが行ってきた様々な活動が地球環境にどのような影響を与えているのかをマクロ的に俯瞰することによって、私たちの価値観や考え方に気づき、行動変容に働きかけるためのシミュレーションゲームです。

ゲームでは、参加者が1つの組織のメンバーとして1〜4人のチームを組み、 他のチームと様々な交渉を行いながら、組織の活動とプライベートの活動を行います。ある組織では獲得資金を増やすことを目指し経済活動を行っていきます。また、ある組織では排出削減量の目標に向かって環境活動を行っていきます。

こうした活動を通じて組織の目標達成を目指すプロセスにおいて、私たちの世の中のカーボンの状態がどのようになっていくのかをシミュレーション(模擬実験)します。

このゲーム体験を通して「なぜカーボンニュートラルが叫ばれているのか?」、そして「そのために、私たちは何を考えどう行動するのか?」に関する学びや気づきを得ることができます。

Contact Us

お気軽に、お問い合わせください

各種お問い合わせ
カードゲーム「2050カーボンニュートラル」のイベント開催依頼やメディア取材、その他のお問い合わせはこちら
公認ファシリテーターになりたい方
ファシリテーターになって自分のイベントを開催したい方はこちらのページをご覧ください