「The Action!~SDGsカードゲーム~」(以下、The Action!)は社内のSDGs理解と実践を促すツールとして、損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン社)とプロジェクトデザイン社が共同開発したゲームです。
The Action!では、SDGsの達成に繋がる取り組みを体験し、よりよい未来に向けてのアクションを考えていきます。
損保ジャパン社の約2万人の社員に対するSDGs啓発に活用されている The Action!を体験の上、貴社のSDGsの社内浸透ツールとしての可能性をご検討ください。
※本ページ下部の「体験会の開催概要」に遷移します。
The Action!とは
私たちの暮らしの周りには様々な社会課題が潜んでいます。
- CO2による大気汚染や地球温暖化
- 海を汚す海洋ゴミ
- 経済格差・災害・戦争を起因とする貧困や食糧不足
これらの社会課題は個人が解決するにはあまりにも大きすぎるがゆえに、自分1人が声をあげても意味がないように感じてしまいます。
また、日本という豊かな国に暮らす私たちにとって多くの社会課題は身近なものではありません。自らが主体的に関心を持たなければ社会課題の存在そのものに気づくことが難しく、社会課題をどこか他人事のように感じてしまう傾向があります。
しかし、社会課題について理解を深めると、実は、社会課題というものは私たち一人ひとりの行動に起因しているものであり、個人が自覚を持って社会課題の解決に向けた行動をできるようになることが非常に大切である事実が見えてきます。
The Action!は、世界規模の社会課題解決の取り組みであるSDGsについての理解を深めるとともに、私たちの生活の中でSDGsがどのように関わっているのか、社会課題が私たちの暮らしや仕事にどのような影響を与えるのかをゲームの世界でシミュレーションします。
シミュレーションの結果、私たちの目の前に訪れる未来は社会課題が解決されない “不都合な未来” になるかもしれませんが、その不幸を回避するために、よりより未来を引き寄せるためには私たちはどうすれば良いのでしょうか?
The Action!では「私たち一人ひとりがアクションを起こす大切さを自覚すること」を答えとして伝え、現実世界で起こす具体的なアクションを考える機会を提供します。
The Action!の3つの特長
1. ビジネスゲームのパワー
私たちプロジェクトデザインが2010年の創業から積み上げてきたビジネスゲーム開発ノウハウを結集した The Action!には、ゲームの体験者に納得感や腹落ちをもたらすパワーがあります。
ビジネスゲームが納得感や腹落ち感をもたらす仕組み
- ゲームならではの楽しさが参加者の主体性を引き出す(聴講型の講義とは違い、受け身にならない仕組みがある)
- 現実世界の仕組み・構造をゲームに表現しているため、楽しいだけのゲームに留まらない。ゲームで高成績を収めるには、思考力や行動力、チームワークなどの様々な能力が問われる。この「楽しいけれど難しい」という絶妙なゲームバランスがゲーム参加者を熱中させていく
- ゲームを体験して終わりではなく、ゲーム体験後の振り返りによって学習効果を高める仕組みがある(デービット・コルブの「経験学習モデル」にもとづき、ビジネスゲームという【経験】をした後に、振り返りの場で【省察】と【概念化】を行うことで【実践】への橋渡しを行っている)
- ゲーム終了後の順位や売上利益等の【結果】をもとに、参加者のゲーム中の【行動】を振り返りながら、自身の行動の前提となる価値観や考え方を表す【メンタルモデル】を発見することで、行動変容を起こす
- ゲームを体験することで「自分の行動が小さな波紋を生み出し、波紋が重なり合い、やがて周囲を巻き込み変化を促す大きな渦となる感覚」を得る機会を提供する(自分の考え方や動き方次第でSDGsのような社会課題を解決し得るという気付きをもたらす)
2. SDGsの社内浸透を加速させる仕組み
The Action!にはSDGsの社内浸透を加速させるための仕組みがあります。
ゲームファシリテーターの養成プログラム
The Action!では、ゲームの体験者が講師(ゲームのファシリテーター)になるためのファシリテーター養成プログラムを提供しています。
これによって、
- 社内で The Action!を用いたSDGs理解の研修プログラムを実施
- 研修プログラム体験者がファシリテーターの養成プログラムに参加
- 新任ファシリテーターが自部門でSDGs理解の研修プログラムを実施
という流れで、社内講師SDGsの社内浸透を加速させることができます。
優れたコストパフォーマンス
ファシリテーターの養成プログラムには受講料がかかりますが、都度外部講師に研修を依頼するケースと比較すると、安価にご利用いただくことができます。
※費用感の詳細を知りたい方はお問い合わせください。
3. リアル開催・オンライン開催の両方に対応
対面版
- プレイ人数:5-66名
- 必要環境:参加者数の2倍の収容人数の会場
プロジェクター/スクリーン/ホワイトボード
<対面版のカードゲームを選ぶポイント>
- 年齢やITスキルに関係なくゲームを楽しめる
- 直接コミュニケーションがとれるので、一体感が生まれ、SDGsに取り組む機運を醸成しやすい
- コロナ禍で失われた対話の機会を持ち、関係性の向上を図りたい
オンライン版
- プレイ人数(必須)5-44名
- 必要環境:パソコン(1人1台)、Zoom等(こちらからご確認ください)
<オンライン版のゲームを選ぶポイント>
- リモートワークが標準化し、スタッフが全国に点在している。各支店の代表者を集めた研修を予定していて、気軽に集まれるオンラインでの研修を検討している
- 全国に支店があるため、社内のSDGsの機運を向上させる際に、対面版よりもオンライン版の方がコストが低く実施ができる
- 普段の仕事でもパソコンやZoomなどを使用していて、ITスキルに不安のないスタッフが多い
The Action!の活用事例
損害保険ジャパン
損害保険ジャパン株式会社様(以下、損保ジャパン様)は、「 “安心・安全・健康のテーマパーク” により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」というSOMPOグループのパーパスのもと、金融業界において社会課題解決を目指す “SDGsの取組み” を、本業・本業外で推進されています。しかし、その一方で、自社の取組みに対する社員の認知が低い状況にありました。
そこで、損保ジャパン様の社員や保険代理店の方々がSDGsの本質を理解するとともに、損保ジャパンのSDGsの取組みを認知して主体的に活動できるように、 The Action!をプロジェクトデザインと共同で開発しました。
参加者からは、「自分自身の意識が変わった」「自社の仕事のみを考えていたが地域課題にも目を向けて取り組んでいきたい」「SDGsのことは何となく知っていたが本質を楽しみながら理解できた。ぜひ自分のお客様に向けてワークショップを開催し、協働して社会課題について考える一歩にしたい」などの感想をいただいています。
現在は2万人の社員が体験することを目標に全国の支店で実施、関係団体向けにはSDGsの理解向上を目的にしたワークショップが開催されています。
NTT東日本
東日本電信電話株式会社様(以下、NTT東日本様)は、社会インフラを通して「地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」として、地域循環型社会の共創に取り組まれています。グループ各社でSDGsの目標と自社事業の関連づけを行い、活動を通じて積極的・実践的に社員への意識改革・行動変容が課題でもありました。
そこで The Action!を用いることで、「地域貢献やCSRに当たるので売上に繋がらない」「大切な取り組みだが目の前の仕事に手一杯で余裕がない」と考えられがちなSDGsや環境保護活動を、「ビジネスとして」取り組む重要性への理解を深めました。
参加者からは「ゲーム体験を通して、持続的な社会をつくるには企業が社会課題に目を向け、SDGsの達成や社会課題解決に取組む必要があると理解できました」と感想をいただきました。
NTT東日本様では、グループ会社のテルウェル東日本株式会社様と協力して、NTTグループ内の意識啓発の他、地域の行政・企業・商工団体等とSDGsを合言葉に、地域循環型社会の共創に向けたワークショップが予定されています。
村田製作所
株式会社村田製作所様(以下、村田製作所様)は、Vision2030に掲げる、「社会価値と経済価値の好循環を生み出す」経営を実践すべく、全国の事業所に推進担当者を配置し、従業員にSDGs等の社会課題に関する取り組みへの理解・共感を深める活動を展開されています。
その活動の一つとして、以前から管理職を中心に、外部講師によるゲーム型研修を複数回実施されてきました。しかし、管理職の意識は少しずつ変わっている実感がある一方で、より一層取り組みを加速させていくためには、管理職だけではなく製造現場も含めた社員1人1人がSDGsを理解し、主体的に活動する必要があると感じておられました。
そこで、ゲーム型研修を広く社内で実施していくにあたり、対象者に合わせて自由に時間や研修内容をカスタマイズできるよう、 The Action!のファシリテーターの内製化(社内講師の育成)に踏み切られました。
また、当初はSDGsの理解・共感を目的に実施されていましたが、思わぬ効果として、下記参加者からの感想の通り、ゲームを通じて組織風土改革にも繋がるという発見もあったとのことです。
「カードゲームを通じて自身や組織の思考傾向への気づきを得ることもできた」
「SDGsだけでなく意識・目的共有の必要性について気づかされた」
「何かをしたいと思った時に声を上げてみるのが大切だと学んだ。まず、やりたいことを周囲に知らせることから始めたい」
「どちらかの意見を正として優先するのではなく、お互いに尊重し合って妥協点や最適解を見つけるべく協議することが大事なのだと思った」
The Action!は、仕事をする上で大切なことに気づき、行動するきっかけを提供してくれるツールとして、サステナビリティ推進部が他部署とも連携し、活用されています。
詳しくはこちらからご覧ください。
The Action!の体験会参加者の声
“今まで知ってはいるけどよく分かっていなかったSDGsの各ゴールを一つ一つ知る機会になりました。ゲームという形でしたが、一人ひとりがどのように行動すると経済、環境、社会にどう影響が出るのか結果に如実にあらわれていて大変面白かったです”
(物流会社Aさん)
“座学だけでは頭に残らないので、他者とのコミュニケーションを行い各課題に取り組むプロセスについても学び大変勉強になりました”
(物流会社Bさん)
“個人の行動、コミュニティの行動が社会課題や状況を良くも悪くもしていくことを実感し、どのような目的をもってどう行動するのか、何もしないことも影響を及ぼすということに気付けました。「世界と自分は繋がっている」ことを実感できました。コミュニケーションを楽しみながら学びもあり、充実した時間でした。ありがとうございました”
(金融会社Cさん)
“SDGsと聞くと何から始めたらいいのかと二の足を踏んでしまうケースも多いと思いますが、カードゲームという入口になる事でハードルが下がり、一歩を踏み出すきっかけにはとてもいいツールと感じました。また、ワークを通じて他の方の考え方・向き合い方を知る事が出来たのでとても有意義な時間になりました”
(金融会社Dさん)
“ゲームを通じて楽しみながら、周りのメンバーと社会課題を意識するきっかけとなりました。今回の体験を通じて知った今後数年間で起こりうる身近な社会課題を意識しながら、よりよい環境づくりに向けた働きかけを具体的な行動に起こしていきたいと思います”
(金融会社Eさん)
よくある質問
対面版・オンライン版共通の質問
オンライン版の体験会への質問
下記の環境を推奨しています。
OS:
- 必ずパソコンをご準備下さい。スマートフォン及びタブレット端末における動作保証をしていません。
- Windows8, 10,(64 ビット版のみ)、macOS XとmacOS 10.12以降
- メモリ:推奨8GB(最小4GB)
- Webブラウザ:Google Chrome, FireFox, Microsoft Edge, Safari
通信環境:
- 有線LAN または 無線(Wifi/4G/LTE)
- 通信速度:推奨10Mbps(最小5Mbps) →https://fast.com/ja/よりご確認いただけます。※システムが利用する通信に対して制限が行われている場合、正常に動作しません
ツール:
- WEBカメラまたはUSBプラグインカメラ(パソコンにカメラが内蔵されている場合は不要です)
- 音声機器(マイク付きイヤホンまたはヘッドセット)
ゲームは、タブレット・スマートフォン非対応です。必ずパソコンを1台ご用意ください。ただし、Zoomにアクセスいただく端末はタブレットやスマートフォンでも構いません。
接続テストでNGがでるのは、インターネットのセキュリティによりアクセスできない状態になっていると考えられます。組織内のポートを解除していただくか、ご自宅のWi-Fiやパソコンなどからお試しいただき、接続テストに成功した環境からご参加ください。
5名から44名まで対応します。その上で、9名以上でプレイいただくと、より臨場感を伴ったゲーム体験が可能になります。
可能です。ただし、1人1台のパソコンから、それぞれご参加をお願いします。
プロジェクトデザインが主催する体験会は、組織活用を検討する企業・行政・教員などの方を対象としています。「自分自身がSDGsを学びたい」「子どもと参加したい」などの一般の方は、公認ファシリテーターが主催するイベントへ参加申込をお願いします。
こちらからご確認ください。
対面版についての質問
ファシリテーター紹介
福岡県久留米市在住。公立高校・私立高校の教員として、英語教育・キャリア教育に従事。学校における総合的な探究の時間のカリキュラムデザインの構築を通じてカードゲーム「2030SDGs」に出会う。SDGsの達成に対する熱意とゲーミフィケーション好きが相まって2023年にプロジェクトデザインにジョイン。ファシリテーションの裾野を広げるべくNPO法人日本ファシリテーション協会理事(2022年~) としても活動中。
体験会の開催概要
下記、ご希望の開催日程をクリックすることで開催概要・申込方法をご確認いただけます。
オンライン版
※次回の開催は未定です。決まり次第、掲載いたします。
【オンライン開催】2025年 1月16日(木) 14:00~17:00(13:45受付開始)
※開始早々にゲームのルール説明に入ります。ルール理解がないとゲームへの参加が難しい設計になっているため、20分以上の遅刻となる方はゲームは見学のみとさせていただく場合がありますことを予めご了承ください。
<開催形式>
Zoom(参加者の方には後日URLをお伝えします)
※当日使用するWeb会議ツール「Zoom」はこちらから事前にダウンロードをお願いします。
<ご準備いただきたい環境とお持ち物>
- 接続テストに成功したパソコン
- WEBカメラ・マイク・イヤホン(対話のできる環境)
<接続テストの方法>
1人1台パソコンをご用意し、下記の接続テストを行ってください(「接続に成功しました」という表示が出れば成功です)。
・接続テスト : https://pd-connectivity-test.web.app/
企業様のVPN環境やセキュリティの設定によっては本ゲームに接続できない場合があります。その場合、support-team@projectdesign.co.jp(事務局)までご連絡をお願いいたします(個別対応をさせていただきます)。
<定員>
24名
<参加費>
無料
<タイムテーブル>
13:45 入室開始・接続確認
14:00 イントロダクション・ルール説明
14:45 ゲーム体験
16:00 振り返り・活用事例の紹介など
17:00 質疑応答・終了
<お申込み締切日>
2025年1月16日(木)9:00
<お申込み>
下記のフォームよりお申し込みをお願い致します。
<キャンセル規定>
- キャンセルされる場合には、必ず事務局(support-team@projectdesign.co.jp)までご連絡ください。
<当日ご参加いただく皆様へのお願い>
- 体験会の様子は写真・動画撮影し、弊社HPなどでの発信に活用する場合があります。撮影NGの方は、当日会場にてスタッフにお伝えください。
- 体験会終了後は、ゲームコンテンツのブラッシュアップのため、アンケート回答へのご協力をお願いいたします。
みなさまとお会いできることを楽しみに心よりお待ち申し上げております。
<お問い合わせ先>
株式会社プロジェクトデザイン
メール:support-team@projectdesign.co.jp
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