【事例インタビュー】働く人々の人生をより豊かにする理念浸透研修「moritomirai(モリトミライ)」(澤田屋)
企業名:株式会社澤田屋
業種:和菓子の製造販売
企業規模:28名
- 澤田屋で働く全員の人生をより豊かにするための「想いをおくる」新たなPMVV(フィロソフィー・ミッション・ビジョン・バリュー)を社員に浸透(腹落ちして理解)させたい。
- 拠点の異なる部門間のコミュニケーションを活性化したい。
- 新たなPMVVについて社員がディスカッションし、社長に質問する場を設ける。
- カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」を行い、共通のゴールを目指す経験をする。
- ゲームのふり返りを通して、新たなPMVVについて改めて考える。
- “他人事” だと捉えがちな会社の理念を “自分事” として考え、社員が協力することの大切さを体感した。
- 拠点の異なる部門間のコミュニケーションが活発になり、理解し合うことができた。
- 目指す姿の共有によりPMVVがより深く浸透し、社員のモチベーションが向上した。
本稿では、カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」を活用した研修事例をご紹介します。
2024年5月7日に株式会社澤田屋で実施した内容です。
創業113年の株式会社澤田屋は、山梨銘菓として愛される「くろ玉」をメインとした和菓子の製造販売を行っています。発売当初と変わらない製法で一つ一つ手作りされる「くろ玉」の丸い形になぞらえ、澤田屋で働く人々の想いや成長を大切にしながら会社や地域を良くしていこうとする新たなPMVV(フィロソフィー・ミッション・ビジョン・バリュー)を作成されました。
6月のWebサイトリニューアルを前に社員・パートのみなさんにPMVVを公表され、この機会に行われた理念浸透研修でカードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」をご活用いただきました(ゲーム体験は社員の方々)。
ご依頼いただいた経緯や得られた効果、今後の展望などについてお話を伺いました。
<お話を伺った方>
株式会社澤田屋 代表取締役社長 黒澤晋太郎様
株式会社澤田屋 取締役広報室 黒澤玲那様
株式会社澤田屋 管理部リーダー 佐々木奈奈様
<企業プロフィール>
山梨県甲府市で1911年に創業した和菓子店。看板商品の「くろ玉」は1929年から変わらない製法で手づくりされている。地元のワイナリーやいちご農園とコラボした季節の限定商品も販売。新たなPMVVではフィロソフィー(哲学)に「調和・つづく:均衡(バランス)が保たれ、偏りすぎず、心地のよい状態をつくることで長く永くつづけていくこと」をはじめとする「わたしたちのまる」、ビジョン(目指す姿)に「恩おくり」の文化を日常につくることなどが盛り込まれています。
カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」とは
今回、株式会社澤田屋のみなさんに体験いただいたカードゲームは「moritomirai(モリトミライ)」です。
参加者は山の所有者、森林組合、猟師、行政職員、住宅メーカー、学校の先生など様々な仕事やゴールを持った10種類のプレイヤー(チーム)に分かれ、自分のゴール達成に向けてゲームを進めます。
楽しみながら森林の現状や持続的活用に関して理解できるツールですが、各々が好き勝手に行動すると森の状況は悪化していきます。様々な職業の人が歩調を合わせて取り組む重要性を理解します。
環境教育や持続的な森林問題の啓発ツールとしてだけでなく、社員や地域の交流・親睦を深めるコミュニケーションツールとしてもご活用いただけます。
澤田屋で働く全員の人生をより豊かにするための「想いをおくる」新たな理念の浸透と、コミュニケーションの活性化を目指していた
―カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」を活用した研修を実施された背景を教えていただけますか。
黒澤様:会社の新しい理念ができたことを機に、経営者・会社として定まった考え方の軸についてアウトプットを始め、理念を社内で浸透させていきたいと思いました。
これまでは私が一方的に話す場を設けていたのですが、かしこまった場ではなく社員のみなさんと気軽に対話する場にしたいと考えたのです。
玲那様:以前は一年に一度、全員が集まって新年会と合わせて経営方針発表会を実施していました。社長が「今年はこんなことを考えて、この方向性でやります」と資料を見せながら発表し、みんなで食事をしていたんです。
約3年かけてPMVVを作る中で、様々なことがありました。コロナ禍を経て会社を大きく変える動きもあったので、PMVVには格別の想いがこもっています。
新たなPMVVを浸透するにあたって今までのやり方を変えたいと感じ、「もっとカジュアルにコミュニケーションを取りながら、みんなでディスカッションするのはどうか」など、漠然としたイメージを描いていました。
黒澤様:理念浸透のための社内研修を検討した際に、以前から知っていたプロジェクトデザインの武井さんに相談したところ、できますとお返事をいただいてお願いしました。カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」は、ゲーム感覚でできる研修で、みんなでカジュアルにコミュニケーションを取れる部分が、ちょうどマッチしたと思っています。
玲那様:私も「これがまさに私たちが今やりたいことだ」と感じました。話を聞かせてもらうと、カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」が本当にぴったりで。打ち合わせもとんとん拍子に進み、ありがたかったです。
今回こうやって理念浸透研修を実現でき、会社の土台もできてとても感謝しています。
―ありがとうございます。新たなPMVVに込められた想いをお聞きしてもよろしいですか。
黒澤様:うちの事業はお菓子作りですが、それは一つの手段であり、その先に「何のために会社をやっているのか」「何のためにみんなは働いているのか」を考えていく必要があります。代々、お菓子事業を引き継ぐだけでなく、事業を通して生まれる想いや物語、その中での人々の成長、いろんなものの想いを次へおくっていくことが大切だと感じています。
新しいフィロソフィー(哲学)である「わたしたちのまる」には、1つ目に「調和・つづく:均衡(バランス)が保たれ、偏りすぎず、心地のよい状態をつくることで長く永くつづけていくこと」を入れました。
「長く永く」と「ながく」を2回入れているのは、「長く」が事業であり直線のイメージで終わりがあるもの。もう一つの「永く」は想いであり切れ目がない「まる」をイメージしています。
―「まるのイメージ」は澤田屋の主力商品である「くろ玉」の形からですか。
黒澤様:そうです。最初に「まる」から考えたのは、永続性でした。
永続していきたいのは、菓子作りの中で培ってきた「想い」です。もっと先を言えば、今まで山梨銘菓の一つとして「くろ玉」という商品を作っていましたが、そこから甲府の文化というレベルまで昇華したいと思っています。
意味があることをやり続けて「恩おくり」していくことで、より良い社会が後世にわたって繋がっていく。それが会社をやっている意味なのだと腑に落ちました。そこまで考え、事業を通して培ってきた想いや自分たちの考え、哲学、残していきたいもの、終わりなく続けていく意味が繋がり、モチーフである「くろ玉」に詰め込んだのです。
―今回、研修中に公開された「くろ玉」の動画でも「恩おくり」の想いが伝わり、見て涙されていた社員の方々もいらっしゃいました。
玲那様:はい、私たちもとても嬉しかったです。
“他人事” だと捉えがちなことを “自分事” として考え、周りとの協力を感覚的につかめるゲーム
―カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」というツールに対して、どんな点が良いと思っていただけましたか。
黒澤様:ゲームの中で「森を守っていく」という一つの共通ビジョンがあり、そこに向かってみんなが協力していくところや、他のチームのゴール・願いが見えるところです。
研修内容を固める前に、私と玲那さん、管理部リーダーの佐々木さんでカードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」の体験会に参加した際に、私たちが会社のビジョンを目指す上で、コミュニケーションや協力の部分でも役に立つなと感じました。
玲那様:最初は「このゲーム難しいな」と不安になりましたが、体験会で同じチームになった方々が初対面なのにコミュニケーションを活発に取り、自分たちの意見を言いながら進めていて、刺激を受けました。さらに「自分たちだけじゃダメ」「いろんなチームとコミュニケーションを取らないとこれは解決しない」と、2ターン目、3ターン目になってやっと気づいたんです。
その流れに腹落ちしてこのカードゲームの意味を理解できましたし、人とコミュニケーションを取ることで森を守っていくこと・愛情を育てていくこと、経営も大切であることなど、色々なバランスが整っているカードゲームだと感じました。
ゲームを終えての感想としては、やはり、純粋にすごく楽しいゲームだと思いました。「この感情や気持ち、協働する行動が起これば、すごく平和な世の中になるだろう」とグローバルな視点で見ることができ、それをみんなにも感じてもらいたいと考えたのです。
―実際に、理念浸透研修でカードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」を活用されていかがでしたか。
玲那様:当日は案の定、「難しい」「わけが分からない」というところから始まっていました。慎重でなかなか動き出さない人が多かったものの、中盤からチームの枠を超えて情報共有や相談の輪が広がり、賑やかな雰囲気に変わったのを覚えています。
結局、一つのチーム以外がゴールを達成できる良い結果になり、「もう一回やりたい」という声もありました。
ゴールを達成できなかったチームも、他のチームと積極的にコミュニケーションをとっていましたし、どうすれば良かったかをしっかりふり返っていました。事前打ち合わせの時に「うちの会社のみんなは大人しくてコミュニケーションが苦手」だと相談していましたが、全く問題なかったです。
純粋に楽しく、さらにPMVVとも絡ませながら学べて、とても良い時間・良い経験になりました。
黒澤様:カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」は、現実の社会や会社の縮図となっていると思います。
森を守ることや会社の理念は、一個人とすると “他人事” と捉えがちですが、このゲームを通して “自分事” にでき、なおかつ他人と協力することを感覚的につかめるゲームだと感じました。
次に、その感覚を会社や自分の生活など実社会に応用していくところは少しハードルが高いかもしれませんが、大切なことです。ゲームを繰り返しやることで、その感覚が染み付くと思います。
―アンケートでも「森を育てることは難しいけれど大切で、それは会社も同じことなんだ」と書かれている方がいて、ゲームと実生活を結びつけられていることが分かりました。
玲那様:本当によくできたゲームですね。ゲーム自体は1時間ほどですが、とても良い体験ができます。大切な要素が詰まったゲームで、「考えた人はすごいな」と思いました。
ゲームを通して拠点が異なる部門のコミュニケーションが活性化
―今回、お二人は社員の方々と一緒にゲームに参加されていましたが、敢えてリードしないようにされていたように見えました。
黒澤様:はい。自分が入ったチームでは「このチームは社長がいるから大丈夫だ」という声が出ていたので、リードしないようにしていました。
でも、やっぱり口を出したくなってしまうんです。他のチームのゴールを見ずに自分たちのチームの中で完結しようとしていたので、「他の人たちはどう思っているのかな」「ちょっと見てこれば」みたいな感じで少しだけリードしようとしたのですが、しすぎてしまいますね(笑)。
玲那様:リードしすぎますね(笑)。私は体験会より今回の方が難しくて余裕がなく、周りの人を見て結構好きなことを言っていました。
―ゲームの4ターンで玲那さんが「これはチーム対抗戦じゃなくてみんなが一つの街だから」と呼びかけていらっしゃったのが印象的でした。
玲那様:ありがとうございます。そうなんです。どうしても自分たちのチームのことを考えがちだったので、団結すれば結果がガラッと変わることを分かってほしいと思って投げかけたところ、みんなもハッと気づいてくれたので良かったです。
―今回、グループワークや「moritomirai(モリトミライ)」のチーム編成は、勤務地が異なる方々が交流できるように配慮されましたが、良かった点を教えていただけますか。
黒澤様:ゲームを通して、お互いの性格や考えが分かった点がとても良かったです。
うちの会社は普段、他部門同士の交流が本当に少ないのですが、ゲームも仕事も「協働で何かを行うこと」は同じ。目指すゴールに向かって他部門の人や、考え方・価値観の異なる人と一緒に協力して行うことが大切です。
今回、良い形で普段の仕事のイメージもつかんでいてくれたら嬉しいなと思っています。
玲那様:澤田屋は本社のほかにお店が1か所あって場所が離れているため、コミュニケーションはオンラインツールか電話のみで、会う機会は1年に1~2回しかありませんでした。
「文字だけだと強い印象を受けて話の内容が伝わってこない」など、相手に嫌な印象や誤解が生まれ、「コミュニケーションをとる気にならない」人もいたと思います。
それが、今回対面で会ってコミュニケーションをとったことで誤解は解け、本来の姿を知ることができたようでしたし、一緒に一つのことを達成していく機会を設けられたのがとても良かったです。こういった機会は必要だと感じました。
―社員の方々のアンケートでも「別の拠点の方々とすごく話が盛り上がって休憩中も話していた」という声をいただきました。
目指す姿の共有によりPMVVがより深く浸透し、社員のモチベーションが向上
―研修の後、社員の方々の変化や気づきがあれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。
黒澤様:私と社員たちとの間に感じていた壁がなくなった気がします。
今回、私が自分の考えを話す以外にゲームを通してコミュニケーションをとったことや、社員同士で話し合い、私に質問を投げかけたことで、何となく社員のモチベーションが上がったように感じました。
これまで、多分知らず知らずのうちに誤解が生じていたと思います。コロナ禍で会議を止めたこともあり、会社が何をやりたいのかを言葉で示しても捉え方は人それぞれ異なるため、正しく伝わっていない部分があったのです。
それが今回、直接話し合うことで誤解を解くことができ、会社に興味を持ってくれたと感じています。PMVVへの「理解の仕方」を一致させる意味でも、カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」が助けてくれました。ゲームを通して「順序立ててこうやってこう落としていくんだよ」という思考の流れがあったのが、とても良かったと思います。
人それぞれの捉え方を完全に一致させることは不可能ですが、仕事をする上では規律があり、PMVVに向かう方向性を少しでも一致させることが大切です。
玲那様:コロナ禍を挟んで6年ぶりに今回の研修を設けたことで、社員たちも「何か今までとは違うぞ」とプレッシャーを感じていたようでした。
6年以内に入社した人もいたので初めてのことに対する緊張感があり、研修の日を迎えるにあたって、みなさん、様々なことを考えて臨んでくれていたと思います。
研修直前にパートさんから「緊張して眠れなかった」「今から何が始まるの」と言われて「リラックスして大丈夫だから」とお声掛けしたのですが、研修では社長の言葉に真剣に耳を傾けてくれている姿も見られました。
「興味をもって知ろうとしてくれている」と感じましたし、終わってから前向きな感想もたくさんもらいました。この研修を終えて、これからどこに向かっていくのかをみんなで楽しみながらやっていけそうです。
―理念浸透ということでPMVVとの紐付けが研修の目的の一つでしたが、その点についてはいかがでしょうか。
黒澤様:「森を守る」「森を綺麗にする」という、ゲーム内で最終的に目指す姿(ゴール)が、会社の理念やビジョンを目指す姿とリンクしていました。ゲームを通して、社員のみんなも会社のPMVVのイメージをつかめたと思っています。
ゲームをする前は多分、“他人事” だったんですよ。まずグループごとに話し合い、社長の自分に質問する時間を設けましたが、会社のビジョンに書いてあることは綺麗ごとに見えた部分もあると思います。
それが、ゲームを挟んだ後には、PMVVがより深く浸透した感触がありましたね。
ビジョンを目指してみんなと協力する中で少しずつ目標に近づく感覚をつかめた経験から、グループワークで出てくる意見が変わった実感があります。
―ありがとうございます。社員の方々に、今後意識してもらいたいことは何でしょうか。
黒澤様:カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」も同じですが、社会や会社・組織にいると目指すべきものがあります。そこで自分を犠牲にせず、まず自分を大切にしてもらいたいです。個人としての自分ときちんと向き合い、自分のために生きてほしいです。
その先に「森を守る」とか「会社の理念の実現」があります。
実は私も以前は、自分を犠牲にして会社を良くしようと思っていました。でも自分を犠牲にすると精神も落ちてくるし、周りで見ている家族や子どもたち、社員も不安になる。だから、まず自分を大切にすべきなんですよね。
新たなPMVVを考えるときに自分と向き合う時間があり、それに気づいて今こういう考えになっています。そういうことも伝えていけたらと思っています。
玲那様:澤田屋で楽しく仕事をしながら、良い人生を送ってほしいと思っています。
会社を使ってもらって、自分のスキルアップにつなげるとか(笑)。人生の大半は仕事ですからね。
会社組織にいながら自分事として動くのは難しいと思っていたんですが、私たちがこうやって働きかけることで変化が生まれ、カードゲームを通して「自分の動きが全体にも影響すること」「一人一人の力が合わさればすごく大きな働きになること」を体感してもらえました。
それを会社にも当てはめると、「どうせ会社が考えてることだから」「どうせ私なんてこんなことしかできないし」という考えではなく、会社は一人一人を必要としていて、一人一人の力がとても大きなものになる。これをしっかりと感じてもらいたいです。
―社員の方の感想で「バランスを取ることが大切」と言われましたが、PMVVにある「調和」からつながって来たものですよね。
黒澤様:そうですね。会社でよくする話に「歯車」があります。
人はそれぞれ、仕事やプライベート、趣味、家族との時間など、いろんな歯車を持っています。例えば仕事の歯車が大きくなると仕事は頑張りますが、家族との時間の歯車が小さくなってうまく回れなくなり、結局両方ダメになってしまいます。
仕事で嫌なことがあれば家に帰っても暗い顔をするし、家で嫌なことがあれば仕事のモチベーションも上がらない。私がとことん苦しんで悩んだ結果、「楽しい人生を送りたい」「周りの人もそうなってほしい」と願い、考えた末に「調和」を取ることの大切さに気づきました。
―今後はどのような取り組みをされたいですか。
黒澤様:会社のビジョン、PMVVが固まったので、今度は個人のビジョンを考えるきっかけ作りをしていきたいです。
個人のビジョンと会社のビジョンとの共通項を見つけることで、働くことの意義を見つけ、モチベーションも上がってくると思います。
研修の目的は、会社を良くするというより、社員一人一人とその家族を含めて豊かにしていくことです。それが巡り巡って会社が良くなり、地域も必ず良くなっていくので、そこの「恩おくり」を地道にやっていきたいと考えています。
―「恩おくり」、とても素敵な考え方だと思います。本日はありがとうございました!
研修内容
- 組織の属性
和菓子の製造販売(従業員数20~50名) - 研修の目的
新たなPMVVを社員が腹落ちして理解する(理念浸透) - 研修受講者
16名 - 研修実施日
2024年5月7日
研修プログラム
1. 新PMVVの発表(60分)
- チェックイン
- 新PMVVに関してグループでの対話
- 新PMVVに関して黒澤社長への質問
- リブランディング(会社の動きを共有)
- 「くろ玉」の動画視聴
2. ゲーム体験(55分)
- ルール説明
- ゲーム実施
3. ふり返り・PMVVに関して対話(120分)
- ゲームのふり返り
- グループでの対話
○ Philosphyについて
○ Missionについて
○ Visionについて
○ Valueについて - チェックアウト
研修の様子
研修受講者の声
“経営理念を一人で読んで考えた時より、周りの方の意見を聞いてゲーム等をしたことで、理解が深まりました。ゲームでは周りの状況を知り、助け合うことの大切さや、一人の行動だけでは全体に与える影響は少なくてもみんなが同じ行動をすると大きな影響を与えられることを学びました”
“ゲームを通して別の席の方達とも会話が生まれ、休憩時間には自然とお店や工場の話などができました。お店・工場だから知っていること、分かることを共有できたら、もっと効率が上がったり思いやりが生まれたり、連携がこれまで以上にうまくとれる気がしました”
“全体を良くしていくには自分の業務だけに集中するのではなく、周りに目を向け、いろんな人の意見を聞くためにコミュニケーションをとることがとても大切であると実感しました。カードゲームをしたり、他の人と関わっていろんな意見を聞いたりしたことでフィロソフィーへの理解が深まったので、今回のようなゲームを取り入れた研修はすごく良かったと思います”
“研修に対して難しそうというイメージがありましたが、ゲームを取り入れたおかげで楽しく学べました。また挑戦したいです。ゲームを通して、目標達成のために情報を広めること、一人の力が連なることで徐々に大きな変化になっていくことを体感しました”
“もっと周りの方やお客様の立場に立って考える、相手の気持ちを理解できるように考えを巡らせることを実践しなくてはと思いました”
“一人では実行できないことも、周りの人とのコミュニケーションによって短時間で多くの目標や成果に近づけることができると思いました。一人一人の立場や役割は異なっていても、向かう方向が同じで協力できた時、より良い結果に繋げられると感じました”
ご案内
カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」は、ゲームを実施して終わりではありません。学習効果を高めるために、ゲーム実施後に振り返りを行います。
デービット・コルブの「経験学習モデル」にもとづき、ゲームという【経験】をした後に、振り返りの場で【省察】と【概念化】を行うことで【実践】への橋渡しを行うことができます。
森の問題の繋がりや構造を楽しく疑似体験することで、森問題の深い理解を促し、「自分事」と捉えられるからこそ、「行動」へと繋がります。
人と人・チームとチームが関わり合うからこそ、コンピューターゲームやボードゲームにはない『社会性』が生まれ、場が大きく盛り上がります(誰もが通常の研修では見られない主体性を発揮します)。
環境教育や持続的な森林問題の啓発ツールとしてだけでなく、社員や地域の交流・親睦を深めるコミュニケーションツールとしてもご活用いただけます。研修の目的や目標に応じて、ゲーム後のふり返りをカスタマイズできますので、是非、お気軽にご相談ください。
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<相談内容の例>
- 数あるビジネスゲームの中から自社に合うビジネスゲームが何かを知りたい
- 自社が抱える組織課題に対してビジネスゲームでどんなことが出来るのかについて情報交換したい
- ビジネスゲームの共同開発について興味があるので少し詳しい情報を提供してもらいたい
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<ダウンロード資料の種類>
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