こちらは、山梨日日新聞社と株式会社プロジェクトデザインが共同で開発したカードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」体験会のご案内です。
- おいしい水や空気をつくる
- 家や家具などの木材を供給する
- 昆虫や動植物の住処になる
- 人々に癒やしと楽しみを提供してくれる
森は私たちの生活に欠かせない様々な恩恵を与えてくれます。 しかし、私たちの森に対する関心は高いとは言えません。
荒廃も進んでいます。
森が荒廃するとどのような悪影響があるでしょうか。
- 大規模な土砂災害や大洪水
- クマやイノシシをはじめとした獣害
- 地球温暖化の加速
今、我々の関心が低くなってきていることが、森の荒廃を加速させています。そのことによって様々な弊害が起きています。
持続的に森林の価値を守り、森と暮らす未来を切り開くために、森の現状や持続的な活用について学び、未来について考えませんか?
カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」とは
カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」とは、日本の森の現状と抱える問題や構造について楽しく学びながら、自分たちの街の森を豊かにしていくために、自分にできることを考えるきっかけにしてもらうためのシュミレーションゲームです。
ゲームでは、参加者が山の所有者、猟師、行政職員、住宅メーカー、学校の先生など様々な仕事を持つ10種類のプレイヤーとして1~4人のチームを組みます。他のチームと様々な交渉を行い、森とわたしたちの未来が刻々と変化する中で「森の未来」について考えます。
あるプレイヤーは、森を管理する力をつけることを目標に行動し、またあるプレイヤーは獲得資金を増やすことを目的に経済活動を行います。それぞれ異なる目標を持ちながら、豊かな森、未来をつくることができるのかをシュミレーションしながら考えていきます。
このゲーム体験を通して、「豊かな森を守るために必要なこと」や「そのために、わたしたちは何を考え、どう行動するのか」に関する学びや気づきを得ることができます。
果たして、豊かな”もり” すてきな”みらい” をみんなの協力でつくりあげることができるでしょうか?
カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」の学び
カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」は、森の現状に関しての正確な知識や理解がないために起きている様々な問題(森林資源に関する誤解、森林の誤った活用、森に関して無関心な市民の増加)を解決する助けとなるツールです。
学び1.森の役割とわたし達の生活との関わりや正しい知識の理解
水を蓄える、木材を提供する、空気を生み出す、災害を防ぐなど森が果たす役割は多岐にわたりますが、多くの人が森の役割について部分的な理解に留まっています。
また、古来からの森の恵みを、今後も当たり前に享受出来るものとの思い込みから、森の現状や未来について無関心になっています。
森が抱える様々な問題と可能性を知り、そのために私達ができることを、「仕事」・「日常生活」のそれぞれのアクションを通じて考えて行きます。
わたしたちの生活と森の役割の繋がりについて楽しく学ぶ事で、森への関心と正しい知識の理解を促します。
学び2.協働歩調の必要性
森は地域全体の財産であり、誰か個人、一組織で守っていくものではありません。豊かで健康な森は、様々な人が関わり合うからこそ実現できるものです。
今後、豊かで健康な森がつくられ続け、適切に循環していくためには、50年~100年という長い年月と多くの人々の協力が必要です。
カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」では、山の所有者、猟師、行政職員、住宅メーカー、学校の先生など様々な仕事やゴールを持った10種類のプレイヤーたちがいます。
この10種類の組織や市民が、各々好き勝手に行動すると森の状況は悪化していきます。それだけではなく、どのような森を作りたいか、考え、発信し、協力し合うことで初めて「森とわたしたちの未来」が明るいものになっていく実感が湧き、全プレイヤーが様々な職業の人と歩調を合わせて取り組むことの重要性を理解することができます。
学び3.経済活動と森林資源の好循環を生むことが持続可能な森づくりへとつながる
一度、人の手が入った森(人工林)は、手入れ・管理し続けなければ、健康に育ちません。そのためには、定期的な間伐や枝打ちなどの整備が必要になります。
「森を守るために、森林資源を使わない」と認識されているケースも多くありますが、適切な手入れを行い、利用期を迎えた木材や周辺の産物が商品として流通してこそ、森林は資源となります。
私たちがその資源を有効に活用することが、林業経営者の収益に繋がり、経済的な側面においても、森林資源という観点においても持続可能な状態が保たれるという事が理解できます。
活用例
カードゲーム「moritomirai(モリトミライ)」はニーズに応じて様々なシーンで活用することが出来ます。
①学校・林間学校の授業で
SDGsや探究的な学習の授業の導入で、カードゲームを用いることによって、「森林問題」という切り口から子どもたちが自分の住む地域の森の現状や問題の構造について楽しく理解することができます。
≪参考動画≫小学校での実施の様子はこちら
②企業・行政の研修で
森の現状に関する理解を深めたり、産官学民を巻き込みながら効果的に森や森林資源を活用したりする啓発セミナーなどが可能です。
③市民向けワークショップで
親子向けや多世代交流イベント、森林環境譲与税を活用した市民向けの普及啓発ワークショップなど森についての楽しく学んでいただくためのツールとして活用できます。
開催概要
<開催日時>
2025年1月21日(火) 13:30~16:30(13:15受付開始)
※開始早々にゲームのルール説明に入ります。ルール理解がないとゲームへの参加が難しい設計になっているため、30分以上の遅刻となる方は見学のみとさせていただく場合がありますことを予めご了承ください。
<会場>
全水道会館 5階 中会議室
(東京都文京区本郷1-4-1)
<アクセス>
JR水道橋駅 東口 徒歩2分
都営地下鉄 三田線 水道橋駅 A1出口 徒歩1分
(地図はこちら)
<定員>
30名
※小学校4年生からご参加いただけます。
<申込締め切り日>
2025年1月20日(月)9:00まで
<参加費>
一般チケット 2,000円
大学生チケット 500円
高校生以下チケット 無料
※大学生チケットは、社会人学生(ビジネススクール)の方は対象となりませんのでご留意ください。
※高校生以下チケットは小学校4年生から高校3年生まで無料でお申込み頂けます。
小学生のお申込みの際には、保護者の同伴が必要となります。保護者の方は一般チケットにてお申込み下さい。
<お申込み>
<タイムテーブル>
13:30~14:15 イントロダクション、ルール説明
14:15~15:15 ゲーム実施
15:15~16:30 振り返り、アンケート記入
※タイムスケジュールは目安であり、当日の状況により前後いたします。
<キャンセル規定>
・キャンセルされる場合には、必ず事務局(support-team@projectdesign.co.jp)までご連絡ください。
・開催前日までにご連絡をいただいた場合には、手数料を差し引いて返金いたします。
・当日のご連絡は返金いたしません。
<当日ご参加いただく皆様へのお願い>
・体験会の様子は写真撮影し、制作過程をHPなどで発信していきます。撮影NGの方は当日会場にてお教えください。
・体験会終了後は、アンケート回答へのご協力をお願いいたします。
ファシリテーター紹介
長瀬めぐみ(ながせ めぐみ)
岐阜県高山市出身、富山県滑川市在住。実家が150年続く老舗和菓子屋を営む背景から、幼少期よりまちづくりや地域資源×教育に関心を持つ。短大卒業後は、地元に貢献したいとすぐにUターン。地元の中間支援団体や公立高校の探究学習コーディネーターを経て、「気づきから行動変容を与える」経験学習ツールに感銘を覚え、2020年より現職。社会課題ツールを中心に営業・ファシリテーター養成、登壇などを行う。
※ファシリテーターは当日変更する可能性がございます。ご承知おきください。
皆様とお会いできることを楽しみに心よりお待ち申し上げております。
<お問い合わせ先>
株式会社プロジェクトデザイン
メール:support-team@projectdesign.co.jp