今年度より実施しているビジネスゲームファシリテーション探究講座~フォローアップ編~(以下、フォローアップ編)の講座実施レポートです。今回は11月3日に開催された講座へ取材にいきましたのでレポートをお届けします。
フォローアップ編とは
本講座は、プロジェクトデザインに所属するプロファシリテーターのノウハウを学ぶ場です。弊社では、プロファシリテーターが実践していることを洗い出し、それを基にファシリテーターションのコツをカードにしています(「パターンカード」と呼んでいます)
当日は祝日の夕方であるにも関わらず12名の方が参加していらっしゃいました。
カードの製作過程や、グループワークの進め方を講師が伝えた後のグループワークに伺いましたが、皆さん和やかな雰囲気で会話が進んでいました。実際の場で、参加者からでた意見の共有や、体験をもとに選んだカードの紹介をされると「私もそういう経験あります!実は・・・」といったように声もあり、対話が絶えることなく行われていました。
実際の講座の様子
グループワークの進め方
- グループに分かれて30枚のパターンカードから「実践していること」と「実践したいこと」を各1枚ずつ選びます。
- 選んだ2枚についてグループ内で、経験談や印象に残ったエピソードと併せて一人ずつ共有します。
- それに対してグループの皆さんが感想や質問、ご自身の体験を基に対話をします。
グループワークを2回実施した後は、全体の振り返りとして、ワークの感想や今後使う場面などをディスカッションされていました。
実際の参加者の声
- 自分では気づいていたり、意識していても、カードも基に声に出して話す、ほかの人の考えを聞く、ことで、より深く考えたり、同じようでも少し違う視点で見ることができるようになったことがよかった。
- パターンランゲージのカードでわかっているつもりでも、実際には気を配れていないことがたくさんあり、改めて学びになった。
- カードゲームのファシリテートだけではなく、日常における場の設定でも活用できる内容だと思います。
- 参加者に気づきを得てもらうために、場作りであったり、準備であったり、時間配分であったり、いろんなことに気をつけて皆さんが実践していることが分かりました。
- 悩んでいる内容が似ていたりして、思いを共有したりアドバイスしたりし合えてよかったです。
- ゲームの最後の結果だけではなく、変化が起こったときにどんなことに気を配っていたのか、気を配っていた人の影響を受けて誰かが変化した、などを振り返りで大事にしようと思いました。
この講座を通して、私たちは「ファシリテーター同士の横のつながり」や「悩み・相談の共有」もできる場を作っていければと考えています。
参加者にはパターンカードを3か月間自由に見ていただけるPDFも共有しておりますので、ご自身の関わる場で利用していただいたり、ご自身の振り返りにもご活用ください。
また、2回、3回と回数を重ねるごとに他の参加者とのつながりや、新たな気付きを得られる構成です(2回目以降は割り引きもございます)。加えて、参加者が変わることでその日に得られる学びも変わる設計になっています。
定期的にご参加いただくことで、ファシリテーションスキルの向上や、知見を貯めていただく機会となれば幸いです。
最新のフォローアップ講座開催状況に関しましては、Newsletterにて発信しておりますので、そちらよりご確認いただけます。