企業名 :株式会社LIFULL
業界業種:サービス業、IT・ネット
事業内容:不動産情報サービス事業
従業員数:1,511名(2019年12月31日時点)※グループ全体
研修の目的
LIFULL様の営業部では2019年に営業体制の変更があり、それに伴い営業部の業務内容や評価方法も変わりました。しかし以前から掲げていた営業部の『3つの組織目標』は変わりません。
・圧倒的目的意識
・圧倒的当事者意識
・圧倒的成果意識
今回、新体制においてもこの『3つの組織目標』が定着し実践できているかを、普段の業務とは異なるビジネスゲーム体験を通して見ていきました。
研修概要
研修実施日:2019年11月13日
研修参加者:46名(営業職、企画職、管理職)
<研修内容>
ビジネスゲーム「The 商社」の実施
ご担当者様インタビュー
今回の研修を依頼いただいたLIFULL HOME’S事業本部 賃貸事業部 営業推進ユニットに所属されている石塚様と、研修を受講された源田様に話を伺いました。
左:石塚様 右:源田様
ー まず、研修を導入しようと思ったきっかけや、弊社を選んでいただいた一番の決め手を教えてください。
石塚様:同僚が前職で「ビジネスゲーム『The 商社』研修がためになった」と聞いたそうで、今回の研修内容に合致しそうなものとして挙げてくれたのがきっかけです。
その後自分でも調べたり、プロジェクトデザインから直接お話を伺う中で「ゲーム感覚でビジネス意識を定着させることができそう」「ゲームからの学びを現場での業務にもつなげられそう」と感じたのが、ビジネスゲーム「The 商社」研修を選んだ一番の決め手です。
今回の研修では、営業部で掲げている『3つの組織目標』を定着させるため、ビジネスシーンに近い状況で、しかし業務とは関係ない(通常業務の経験や知識がなくても活躍できる)形で落とし込みができないかと考えていたので、ピッタリなものを見つけることができました。
ー 研修を依頼、実施してみて、研修全般(講師、教材、プログラムなど)への満足度はいかがでしょうか。
源田様:研修を通して『3つの組織目標』を意識できた点は非常に良かったです。普段使わない部分の脳みそを使った感じがしました。参加者も盛り上がり、講師の話も真剣に聞いていました。
石塚様:次期マネジャー育成のため、今後「意思決定をする意識」を強化したいと考えていますが、今回の研修を受講してみて次の実施イメージが見えました。
源田様:懸念点としては、主なコミュニケーションがチーム内にとどまってしまったことは残念でした。参加者の中には部署が異なり、普段あまり話したことない人もいたため、全体でコミュニケーションをとれる時間がより長く持てると良かったです。
ー 研修中の参加者の様子はどうでしたか。普段との違いや、もし分かれば満足度なども教えていただきたいです。
石塚様:終始、エネルギー値が普段よりも非常に高かったかもしれません。
源田様:休憩時間中にもそれぞれのチームから「あれってどうしたら一番いいんだろう」とゲームのことが話題に上がっており、熱中して取り組んでいる様子が伺えました。
また、ゲームを通して、これまでその人に対して持っていたイメージと違う部分がたくさん発見できました。普段はあまり喋らないタイプと思っていた人にゲーム中、積極的に話しかけてもらえて、仕事をするうえでは知りえなかった一面、能動的な部分なども知ることができました。
共有目標に向かって「楽しみながら取り組む」という普段の業務ではなかなか機会がない体験ができたことで、優秀な仲間と共に働いているんだということを再認識しましたね。
ー 研修前と比較して、研修後の参加者の様子はいかがでしたか。
源田様:当初の研修目的であった『3つの組織目標』の定着には成功したと思います。研修前も『3つの組織目標』に対して積極的に取り組む雰囲気はありましたが、研修後は自分が当事者であるというところに意識がより近づいたと思います。
ー 今回の研修を踏まえて、今後参加者にどのような変化が期待できそうですか。
源田様:これまでは目標設定をして戦術・戦略を練るよりも先に「とりあえずやってみよう」という意識が強かったように思います。この研修を通して、そこから一段階のぼって部署に共通の指標、共通言語ができたと感じています。
石塚様:あとは今回得た気づき、「変化の芽」を今後の業務できちんと活かせるよう、フォローやサポートをしていきたいと思っています。
ー 研修当日から2週間が経ちましたが、その後に期待通りの変化は出ていますか?
源田様:正直、「楽しかったで終わってしまった」「2週間経って風化してしまい、あまり業務に活かせていないのではないか」という課題感を持っています。こういった研修は数値化しづらく、売り上げに転化できないというのが難しいところです。
ー おっしゃる通りです。今回の研修は「意識変容」に大きく働くような内容なので、その変化がすぐに数字に表れる訳ではないですし、変化をよりスピーディーで確かなものにするには会社側からの定期的なフォローも必要ですね。
源田様:良い変化としては、異なる拠点間でのコミュニケーションは増えているように思います。研修で話したことを機に、社内でのコミュニケーションやメッセージも送りやすくなった、という声がありました。
―たしかに、関係性の改善は即効性のある本研修の一つの効果です。貴重なお話ありがとうございました!
「The 商社」のご案内
「The 商社」は新入社員・次世代リーダー・管理職・経営層などの全てのビジネスパーソンにお勧めのビジネスゲームです。
経営資源を効率的に機能させる3要素・1+1を2以上にするチームワーク・自身の強みや弱みへの気づきを通じて、ビジネスパーソンがそれぞれの立場で活躍していくための能力を学ぶことができます。