企業名 :株式会社タニタ
業界業種:メーカー
事業内容:家庭用・業務用計量器などの製造・販売
従業員数:1,200人(グループ)
研修の目的
- 顧客の真のニーズを掴み、提案するための営業力強化の視点を学ぶ
- 物理的距離の変化、組織形態の変化に伴う、組織力強化の視点を学ぶ(今後各地に散らばって活躍するメンバー同士の結束やチーム力向上を狙う)
研修概要
研修実施日:2017年4月6日
研修参加者:20名(営業部門、サポート部門)
<研修内容>
ビジネスゲーム「The 商社」の実施、研修後レビュー、課題図書によるフォロー
ご担当者様インタビュー
今回の研修を企画された、株式会社タニタの加藤様に話を伺いました。
ー 弊社の研修を導入しようと思ったきっかけや決め手は何ですか?
加藤様:まず「個人の長所を活かして、チームを活性化させたい」という思いがありました。
いまの組織になってから、過去2回の研修において「自分の得意なことの認識」「互いに認め合うこと、交流分析、ターゲットストローク」「本当の意味で聴く、傾聴」などをテーマに実施し、継続的に発信もしてきました。また、今回は組織編成の拡大や転勤が増え、より強固なチームにしたいという思いもあったんです。
そこで、ただのチームビルディングだけでなく、ソリューション営業に必要な、問題解決やコミュニケーション、Win-winの関係づくり、リーダーシップなど様々な要素があるということで、ビジネスゲーム「The 商社」を選択しました。
同時に、各メンバーの得意なことや、営業メンバーの普段の商談方法なども確認できるかなという期待もありました。決め手は……そうですね、はっきり言って自分も楽しめそうだったからです(笑)。
ー「The 商社」での研修を実施してみての満足度はいかがでしょうか?
加藤様: 準備段階からすごく楽しかったですね。それも私だけじゃなくて、多くのメンバーから、今回の研修が楽しかったことと準備への感謝の言葉が届きました。「またこのようなビジネスゲームを使った研修に参加したい」とも言ってましたね。
実際に研修を受けてみると、自分がイメージしていたよりも、はるかに大きな学びがありました。
いつもは研修を準備するだけだったのですが、今回は部長や課長と一緒に参加できました。ですので、普段のリーダーシップや、自分の交渉の仕方、適切な指示の出し方、フレキシブルな戦略の変更、目標や目的を「決定」することなど、普段の何気なくやっている仕事が見直せる機会となりました。
また、普段は感じ取れない課員やほかのメンバーの考え方、意思決定の豊富、リーダーシップなども間近で見ることができるのも、ビジネスゲームならではの効果だと感じました。特に、直接の交渉相手となると、普段の営業同行で感じてるものとは視点が変わるので、今後の指導に活かせそうです。
ー 受講後、振り返りでの印象的な場面を教えてください。
加藤様: これは言いにくい話ですが、今まではどうしても体制への批判的な意見をよく耳にしていました。目の前の仕事がうまくいかない、スムーズに動かないのは、組織や体制のせいだと。もちろん、その部分はあると思っています。
しかし、今回の研修の後、そのような批判的な意見を聞くことがなくなり、営業もそのほかのメンバーも、主体的にチームや組織に関わって「自分が変えていこう」という姿勢が強く見られるようになりました。個人のモチベーションだけでなくチーム力があがることで、さらに個人の動機づけにもつながっていく、ということを感じました。
ちなみに今回から、対象部門(営業部門・サポート部門)以外の人が、こっそり参加したり、見学に来たりするようになりはじめています。ビジネスゲームでの研修という目新しさに興味が集まってるのでしょうが、そのせいで研修自体が会社全体に波及していけば、さらにうれしい限りです。
ー 他にも受講後の組織の変化はありましたか?
加藤様: まだあまり期間が経ってないですが、今までなら「これは価格が合わないから無理」とか、「会社が対応できないから断ろう」と感じていたような案件でも、何とかして「YESに変える方法はないのか?」と考える下地はできた感じがしています。
また、今までは単に「どうすればいいですか?」という質問が来ていたのですが、「こういう問題があるので、こうしたい」と、自らの意思を感じる提案に変わってきました。
今後、共通の本を読むことで互いに共通の言葉もでき、チームの意識も高まると感じています。研修の場で得た知識だけでなく、アウトプットすることを繰り返し行い、実践に活かすよう促していきたいです。
ー 貴重なお話をありがとうございました!
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