コミュニケーション研修
研修内容
研修対象者
- 組織で共に活動する部門の構成メンバー
- チームのリーダーとして活動する社員
- 組織改編による新たなチームの構成メンバー
- 新たに組織に入社した新入社員
※ビジネスゲームとは?
ビジネスゲームとは、仕事や現実の世界で求められる考え方や行動を抽出し、繰り返しトレーニングできるようにゲームとして表現したものです。
ゲーム参加者はゲームを楽しむ過程でゲームの世界に没頭していき、素の自分(仕事をしている時の思考や行動の癖)が引き出されていきます。素の自分が出るからこそ、ゲーム参加者はゲーム内で上手く出来たこと・出来なかったことにリアリティを感じ、 ゲームの世界の学びを現実の世界への学びとして自然と受け入れやすくなります 。
ビジネスゲームのプレイイメージ(実際の雰囲気)は、下記の紹介動画からご確認いただけます。
「The 商社」プロモーション動画
(1分14秒)
「The 商社」紹介動画
(6分6秒)
「健康経営ゲーム」プロモーション動画
(1分2秒)
コミュニケーション研修の狙い
コミュニケーションは組織の血液です。対人関係における情報や感情のやりとりとなるコミュニケーションがスムーズに伝わる健康な組織をつくることは、組織が本来持つ価値の発揮に繋がります。
価値観の異なる組織同士の協働や、リモートワークが進むことによってこれまでと異なるコミュニケーションスタイルを求められる現状において、改めて組織におけるコミュニケーションが注目されています。
私たちはビジネスゲームを用いた研修を通じて、これらのコミュニケーションの課題を解決する上で重要になる5つの学びをご提供します。
1. 関係の質から始まる成功循環
組織づくりで初めに意識すべきことは「関係の質」を築くこと。つまりお互いに信頼と尊重が感じられる関係を築いていくことです。
一方通行の伝達にならず双方向の情報や感情のやり取りがおこなわれているか。発言は組織の中でしっかりと聴かれ、受け止められているか。一部、特定の人だけが話し合うなど傍観者となっている人が居ないか。
これらのやりとりに対して一人ひとりが主体的に関わりを持ち、目の前の相手と関係を培っていくこと。この「関係の質を構築すること」が、豊かな組織づくりの起点と理解することが重要です。
ビジネスゲームを用いた研修では、誰もが初めて向き合う環境において共に目標達成に向かって活動することが求められます。
与えられたプロジェクトや人的資源をどのように活かしていくのか、ひとりひとりの考えを伝え合うことのできる環境づくりが重要であることを学びます。
そして、関係の質を高めていくことが、お互い話し合う際の思考および行動の質を高める起点であることを学び、ひいては結果の質に影響を与えていく繋がりの循環を掴んでいきます。
2.心理的安全性の基盤構築
関係の質が高まり、話し合いが行われるようになったとしても、わたしたちは普段のコミュニケーションで感じる「対人関係のリスク」からなかなか抜け出せずにいます。
皆さんも経験があるのではないでしょうか。
- 重要事項の話し合いにおいて「間違っている」ことを恐れて発言を止めてしまったこと
- 話し合いの「邪魔をするやつ」と見られたくなくて黙ってしまったこと
- 起きてしまったミスを伝える際に「無能」とレッテルを貼られることを恐れたこと
これら話し合いにおける「不安」や「不快」を減らしていくことは、組織の成長を実現し、安心してリスクを取れる環境「心理的安全性」の基盤構築に繋がります。
ビジネスゲームは現実を模していますが、閉じられた環境の中で行われる経験であるため、アイデアを話しやすかったり、失敗からの教訓を抽出しやすいというメリットがあります。自らの意見を伝えることで産まれていく変化を観察することは、現実の話し合いにおいて自らが発言する姿勢を後押しします。
3. 共創的対話
組織が成長するためには、みなで意見を交わし合い新たな知恵を産み出す共創的対話が重要です。
これまでは、論理的思考で分析していくことによって解決する問題も多く存在していましたが、今では複雑性が増して一筋縄では解決できない問題も増えています。
このような状況では、情報のやりとりだけではなく、相手との感情のやりとりによって本当に相手が望むことはどのようなことなのか、言葉が表す情報と感情を通じて隠れている「真のニーズ」を掴んでいくことが求められます。いわゆる「Win-Win」「三方よし」の実現が求められます。
弊社プロジェクトデザインが創るビジネスゲームは複数名から構成されるチームや組織が活動の基準になるように設計されています。組織のメンバーが対話し、それぞれのニーズを満たす活動を進めること。複数の組織を跨ぐ話し合いにおいて、全てのステークホルダーが満足する共創的な解決策を見出す経験を積んでいきます。
4. 視座・視野・視点
立場の違いがコミュニケーションギャップを産んでしまうことがあります。最も特徴的なのは上司と部下のコミュニケーションにおけるすれ違いです。
上司は部下を信じて指示を出したはずが、いつまでも報告が返ってこないことなどによって苛立ちを感じ、部下が活躍したとしても「まず報告することが重要」など、互いを不快にするコミュニケーションをとってしまうことがあります。部下にとっても「指示があいまいで動けない」など、情報のやり取りに起因する問題はあちこちで起きています。
そのギャップ解消には、お互いの立場と役割の理解が重要です。
- 互いの「視点」から自分の活動を観察し、話し合いに活かしていくこと
- 立場によって異なる「視野」を理解し共有すること
- 将来の成功を描く活動と目の前にある課題を解決する活動の「視座」を行き来すること
ビジネスゲームでは参加者それぞれが組織における役割(肩書き)を入れ替えて活動することが可能です(社長、人事部、管理職、一般職など)。その活動によって「視座・視野・視点」の転換を経験し、現場に活かしていくことができます。
5. 構造を乗り越えるコミュニケーション
私たちの社会では、自らの力が及ばない外部の影響でコミュニケーションが阻害されてしまうことがあります。2019年から始まった新型コロナウイルス感染症によるリモートワークへのシフトもその一つです。
- 出社制限されるなかで対面と同じやりとりを文章ベースで進めてしまい、感情を交わすことなく孤独感に苛まれてしまう
- リモートワークで働く姿が見えないことによって、過度なマネジメントを強いてしまい、働く自由さが阻害されてしまう
- 隣の組織に居るメンバーが何をしているのか、どのようなノウハウを持っているのかを確認する機会を失い、組織に蓄積されたナレッジを共有できずに居る
コミュニケーションを取り合う構造が一変しているにもかかわらず、従来のコミュニケーションを取ってしまうことで問題が起こっています。
ビジネスゲーム研修実施においては、「チーム内のコミュニケーションに限定するターンと、チーム間の自由な話し合いを可能とするターンに分ける」などのルール追加によって意図的にコミュニケーション構造を創り出して経験することが可能です。
経験した学びをもとに、コミュニケーションに影響を与えている構造を見極め、乗り越える動きを産み出していきます。
コミュニケーション研修
プログラム
新規チーム・リーダー向けコミュニケーション研修
研修概要
新規チーム向け・リーダー向けコミュニケーション研修では、新たなチームがスタートした際に具体的な業務の話をする前に関係構築が必要なことを学びます。
新しいチームで自分の能力を活かしていくことができるのだろうか、チームとしてのレベル感はこれまでのチームと大きく異なりはしないだろうか。話をする時に「恥」をかいてしまうのではないか、などの様々な不安を抱えながらチームの活動は始まっていきます。いち早く安全に話し合いができる環境をつくるために、一人ひとりが取り組めることを考え、現場業務における実践に繋げていきます。
<学びの重点要素>
- 1. 関係の質から始まる成功循環
- 2. 心理的安全性の基盤構築
- 3. 共創的対話
研修プログラム例(半日間・オンライン研修対応)
イントロダクション
・研修目的の共有
・自己紹介
・チェックイン
ビジネスゲーム
・ビジネスゲームのルール解説
・ビジネスゲームの実施
振り返り
・ビジネスゲームの振り返り
・何が起きたか? 何を行ったか? なぜ行ったか?
講義
・コミュニケーションとは
・成功循環モデル
・心理的安全性とは
・共創的対話とは
・G-PDCAの改善サイクル
・相手の立場に立つコミュニケーション(話し合いのレベル)
学習のまとめ
・気づきの言語化
・行動に繋げる第一歩の宣言
新入社員向けコミュニケーション研修
研修概要
新入社員向けのコミュニケーション研修では、同期の関係構築と併せて、先輩や上司との仕事の進め方を重点的に学んでいきます。
新人の仕事は、先輩や上司からの指示や依頼・命令を受け取って業務を覚えることから始まっていきます。受けた指示を正確に終わらせるためには相手の立場に立って「求められている成果は何か?」「いつ、どのようなやり取りを求められているか」を考える視点、つまり、1階層もしくは2階層上の立場の視点を持つことが重要です。
<学びの重点要素>
- 1. 関係の質から始まる成功循環
- 4. 視座・視野・視点
研修プログラム例(半日間)
イントロダクション
・研修目的の共有
・自己紹介
・チェックイン
ビジネスゲーム(1回目)
・ビジネスゲームのルール解説
・ビジネスゲームの実施
振り返り(1回目)
・ビジネスゲームの振り返り
・何が起きたか? 何を行ったか? なぜ行ったか?
・2回目に取り組むとしたら何を大切に活動するか?
講義
・コミュニケーションとは
・成功循環モデル
・共創的対話とは
・相手の立場に立つコミュニケーション(話し合いのレベル)
・視野、視座、視点の考え
・報連相と命解援
ビジネスゲーム(2回目)
・ビジネスゲームの実施
・振り返り(2回目)
学習のまとめ
・気づきの言語化
・行動に繋げる第一歩の宣言
既存チーム向けコミュニケーション研修
研修概要
既存チーム向けコミュニケーション研修では、研修後の業務で具体的に何をしていくことができるのかをつかみ取ることを目指します。
既存チームに対してコミュニケーション研修が必要になってしまった場合、何らかの構造的課題を抱えていることが多いと言えます。リモートワークが進み、コミュニケーションスタイルが変わってしまったが、従来のスタイルから変えられずに歪みが大きくなっているケースなど、目に見えない構造をゲーム経験から感じ取り、実際の業務で何をしていくことができるかを掴み取ります。
<学びの重点要素>
- 2.心理的安全性の基盤構築
- 3. 共創的対話
- 5. 構造を乗り越えるコミュニケーション
研修プログラム例(1日間・オンライン研修対応)
イントロダクション
・研修目的の共有
・自己紹介
・チェックイン
ビジネスゲーム
・ビジネスゲームのルール解説
・ビジネスゲームの実施
振り返り
・ビジネスゲームの振り返り
・何が起きたか? 何を行ったか? なぜ行ったか?
講義
・コミュニケーションとは
・心理的安全性とは
・共創的対話とは
・G-PDCAの改善サイクル
・相手の立場に立つコミュニケーション(話し合いのレベル)
・構造を越えるコミュニケーション
・リモートワークで起こりがちなこと
振り返りダイアログ
・私たちを取り巻く構造に目を向け、どのような取組みが可能か話し合う
学習のまとめ
・気づきの言語化
・行動に繋げる第一歩の宣言
本研修で実施するビジネスゲーム
The 商社
「The 商社」は新入社員・次世代リーダー・管理職・経営層などの全てのビジネスパーソンにお勧めのビジネスゲームです。経営資源を効率的に機能させる3要素・1+1を2以上にするチームワーク・自身の強みや弱みへの気づきを通じて、それぞれの立場で活躍していくための能力を学ぶことができます。
The Team
「The Team」は上司と部下という立場の違いがあるからこそ起きる矛盾や問題、チームワークの違いをゲーム体験を通じて伝えるビジネスゲームです。
※「The Team」は「The 商社」に上司と部下の概念を加えたビジネスゲームです。 個人のビジネス全般についての学びに適している「The 商社」に対して、「The Team」は組織のチームワークについての学びに適している点が大きく異なります。
健康経営ゲーム
「健康経営ゲーム」は参加者全員が1つの会社のメンバーとして6~50人でチームを組み、社長・管理職・人事部・一般社員などの役職に分かれて様々なプロジェクトを行いながら会社の業績を上げていくビジネスゲームです。プロジェクトは、実行するたびに何らかの形でメンバーの心や体に影響を与えます。特定のメンバーに仕事が集中すると、現実世界同様に倒れてしまう(行動できなくなる)こともあります。
自分たちの会社は業績達成のために社員の心や体を犠牲にしてしまう会社なのか、あるいは心も体も健康な状態で業績を上げることのできる会社なのかを、シミュレーションすることが可能です。
研修実施の流れ
(1)お問い合わせ
研修実施日の2カ月前のお問い合わせを推奨します。スケジュール調整や研修準備にご協力いただける場合は最短2週間での研修実施も可能です。
(2)ご提案
ご希望の研修内容や期待する研修効果をお聞きしながら、貴社に最適な研修プログラムをご提案いたします。
(3)研修準備
ご提案内容に納得いただき、弊社にて研修申込を確認次第、研修準備に着手いたします。
(4)研修実施
弊社の派遣講師の主導で研修を実施いたします。
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問い合わせ
お見積り依頼の他、ちょっと知りたい・聞いてみたいことへの相談にも対応させていただいております。是非、お気軽にお問い合わせください。
<相談内容の例>
- 数あるビジネスゲームの中から自社に合うビジネスゲームが何かを知りたい
- 自社が抱える組織課題に対してビジネスゲームでどんなことが出来るのかについて情報交換したい
- ビジネスゲームの共同開発について興味があるので少し詳しい情報を提供してもらいたい
私たちプロジェクトデザインの会社案内やビジネスゲームのサービス紹介資料をダウンロード可能です。興味のある資料をお気軽にご利用ください。
<ダウンロード資料の種類>
- 会社案内資料(収録内容:ビジネスゲームとは/プロジェクトデザインの強み/ビジネスゲーム一覧/私たちがお応えできるニーズ等)
- サービス紹介資料(収録内容:ゲーム概要/コンセプト/学習効果/活用例/料金プラン等)
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